COLUMN — 密着動画

一日密着の採用動画とは?
作り方・構成・費用を制作会社が解説

2026.08.22 / 株式会社Atacama

一日密着の採用動画とは、社員1人の出勤から退勤までカメラが同行して、 ふだんの仕事ぶりをそのまま記録するドキュメンタリー型の採用動画です。 社員さんにセリフや演技はいりません。当社の主力メニューで、 造園会社様の密着では応募がそれまでの1.6倍になりました。 なぜ効くのか、当日どう撮るのか、いくらかかるのか。順番にご紹介します。

なぜ「密着」が採用に効くのか?

いまの求職者は、入社してからの「わからないこと」を先に潰したがっています。 いわゆるネタバレ就活です。口コミサイトを読み、SNSを検索し、 それでも分からなければ応募をやめる。 つまり「いい話しかしない会社」は、それだけで疑われます。

データもあります。入社前後のギャップの原因は仕事内容が1位で、 3人に2人が「入社前の説明が不十分だった」と答えています。 インタビューで「やりがいがあります」と語ってもらうだけでは、この不信は解けません。 一日ぶんの仕事を、きつい工程も含めて見せる。 これが一番強い証明になります。実際、当社が密着した造園会社様の動画のタイトルは 「キツくてしんどい?」から始まります。それでも——だからこそ——応募は1.6倍になりました。 実物はトップページの実例で見られます。

きれいに撮ることと、ありのままを伝えることの兼ね合いはかっこいい採用動画は応募につながる?で書いています。

「ありのまま」は、ノープランでは撮れません

ここはよく誤解されるところです。密着といっても、カメラを回しっぱなしにして 偶然いい場面が撮れるのを待つわけではありません。 実際は、撮影前の打ち合わせで「この動画で何を伝えたいか」を一緒に決めて、 それが伝わる場面を「よくある1日」として再現していきます。 台本ゼロでスタートするわけではないんです。

たとえば求職者の多くは、「社内の人とのコミュニケーションって、実際どんな感じなんだろう」という 入社後の人間関係に不安を持っています。だから当社は、あえて上司との打ち合わせの様子や、 同期とのランチの時間を撮ることがあります。 営業職の密着なら、お客様に事前にご協力をお願いして、商談や移動の様子まで撮らせてもらうことも。 移動中の空気や、お客様との距離感。そこが求職者の本当に見たいポイントだからです。

撮影当日は、どう進む?

当日の流れは、皆さん気になるところだと思うので順番にご紹介します。 体制はカメラマン1名、またはカメラマン+ディレクターの2名。 少人数体制にすることで、機動力を上げています。

  • 朝 — 主役の社員さんの出勤・朝礼から同行スタート
  • 日中 — 基本は「いつも通り」の仕事ぶり。そこに、打ち合わせで決めた見せたい場面(上司との相談、同僚との昼休憩など)を無理のない形で織り込みます
  • 休憩・合間 — 5〜10分の短いインタビューを数回。「この仕事のきついところは?」も必ず聞きます
  • 夕方 — 退勤まで撮って終了。社員さんの拘束は「ふだんの1日」だけで、追加の稼働はありません

構成は「1日の時間軸」が背骨になり、そこに本人の語りを重ねていきます。 セリフを覚える必要がないので、被写体の準備がほとんどいらないのが密着の良さです。 「社員に演技なんてさせられない」という会社にこそ、向いています。

顔出しが不安なときは?

密着は1人の社員が主役になるので、顔出しの心配はよく相談されます。 全員の顔出しは不要で、出演者とは利用範囲を明記した承諾書を交わします。 一般公開せず、応募検討者や内定者にだけ限定公開で送る使い方なら、 社員の心理的なハードルはぐっと下がります。詳しくは 顔出しを嫌がるときの採用動画の始め方にまとめています。

費用はいくらかかる?

採用動画の一般的な相場は30万〜120万円(税別)で、 一日密着は撮影時間が長く編集素材も多いため、その中の上位帯に入ります。 当社ではプレミアプランとして60万円(税別)〜で制作しています。 撮影日数や拠点数、アニメーションの追加で変わります。 「うちの場合はいくら?」は、ぜひ一度お問い合わせください。

「いきなり密着は重い」という場合は、インタビュー動画(15万円〜税別)から始めて、 効果を見てから密着に進む会社も多いです。 どの段階の課題にどの動画が効くかは採用動画の活用マップに整理しました。

よくある質問

Q. 社員に演技をさせる必要はありますか?
セリフを覚えるような演技は不要です。ただしノープランでもなく、見せたい場面を事前に一緒に決めて、よくある1日を再現しながら撮ります。

Q. 撮影は何日かかりますか?
基本は1日です。複数拠点や複数人を撮る場合は日数を分けます。

Q. きつい場面を見せて、応募が減りませんか?
数は少し絞られて、質が上がります。合わない人が入社前に離脱してくれるのは、採用コストの節約です。ミスマッチで3年以内に辞められるほうが、ずっと高くつきます。

まとめ: 「うちの現場、撮ったら何が映るか」を考えてみる

密着動画を作るかどうかの前に、一度だけ想像してみてください。 御社の現場に1日カメラが入ったら、何が映るか。 そこに映る「ふだん」こそ、求人票では絶対に伝わらない、御社だけの採用資産です。 ピンと来たら、まず実例を1本見てから話しましょう。ご相談・お見積もりは無料です。

文: 株式会社Atacama 代表取締役 阪口直哉(採用プラットフォーム出身。マーケティング・営業を経て映像制作へ)

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